この記事では大学1年生から教育業界への就業を見据え、インターンに参加する手順を解説します。
「早い方がいいってイメージがあるけど、インターンって大学1年から参加した方がいいの？」
「どうやってインターンに申し込めばいいのかわからない…」
大学1年生のうちからインターンに参加することは、将来の就職を有利に進めるための大きな一歩です。とくに、教育業界は実際の現場での経験が求められる職種が多い傾向にあります。
したがって、早い段階でインターンに参加することは、他の学生との差を大きくする絶好の機会です。とはいえ、インターンに参加すべきか悩んでいる人も多いですよね。
そこで本記事ではメリット・デメリットも交え、大学1年生から教育業界のインターンに参加する手順を紹介します。大学1年生から有意義なインターン経験を積むポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
- 大学1年生でインターンに参加するには事前準備が重要
- 大学1年生のインターン参加には多くのメリットがある
- インターンを有意義にするにはいくつかのポイントがある
なお、教育業界に興味がありインターンに参加してみようと考えているものの、どの企業が自分にあうのかわからない人は「インターン先診断」をお試しください。
かかる時間は1分ほど。4つの質問に答えるだけで、あなたにあうインターン先を診断できます。
就活につながるインターン経験を積みたい人は、ぜひ一度お試しください。
＼ 4つの質問に答えるだけ ／
大学1年生から教育業界のインターンに参加する手順
さっそく、大学1年生から教育業界のインターンに参加する手順を、7つのステップにまとめて紹介します。
- ステップ1：就きたい職種を明確にする
- ステップ2：就業先の条件を棚卸する
- ステップ3：インターンの種類を把握する
- ステップ4：応募可能なインターンを探す
- ステップ5：自身にあうインターンを選ぶ
- ステップ6：履歴書/志望動機を作成する
- ステップ7：面接対策に取り組む
ステップ1：就きたい職種を明確にする
大学1年生から教育業界のインターンへ参加するには、まず就きたい職種を明確にすることが大切です。なぜなら、就きたい職種を明確にしておかないと、インターンが実にならない可能性があるためです。
大学1年生といえど時間は有限であり、参加できるインターン数にも限りがあります。そのため、就きたい職種を明確にした上でインターン先を選ぶことが賢明です。
まずは、教育業界にどんな職種があるかを調査するところから始めましょう。教育業界には次のように多様な職種があります。
- 学習塾の講師
- 小学校教論
- 保育士
- 大学教員
- スクールカウンセラー
まずは自分がどの分野に関心があるのかを整理することが大切です。教育業界にどんな職種があるのかを詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。
ステップ2：就業先の条件を棚卸する
次に、就業したい企業の条件を棚卸しましょう。自分が就業先に求めている条件を明確にすることで、インターンが経験値にならないという事態を防ぐことが可能です。
また、自分のライフスタイルに合ったインターン先を決められるため、学業との両立もしやすいというメリットもあります。条件を棚卸する際には、次の4つの項目をチェックしておくことがおすすめです。
| 条件 | 詳細 |
|---|---|
| 勤務形態 | 出社なのか、リモートワークなのか |
| 勤務時間 | ・週何時間程度働けるのか ・授業との両立は可能なのか |
| 給与の有無 | 給与が発生するのか、しないのか |
| 企業規模 | 大手企業なのか、ベンチャー企業なのか |
条件をしっかりと確認した上で就業先を決めることで、より有意義なインターン期間を送ることができます。また、条件のなかでも「給与の有無」に関しては、重要なポイントです。
無給のインターンでも学びが多い場合があるため、条件をよく確認して就業先を決めるようにしましょう。就業先の候補として、教育系企業を詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。
ステップ3：インターンの種類を把握する
続いて、インターンの種類を把握しましょう。種類を把握しておくことで自分の参加できるものが明確になり、インターン先を効率的に探せます。
現在、インターンは産学協議会（※2）によって、次の4つの種類に分けられています。
| 目的 | 就業体験 | 参加期間 | 参加学年 | |
|---|---|---|---|---|
| オープン・カンパニー | 企業や業界に関する情報提供や学生へのPR | なし | 短期間(単日) | 不問 |
| キャリア教育 | 働くことへの理解を深めるための教育 | 任意 | 授業・プログラムによって異なる | 不問 |
| 汎用的能力・専門活用型インターンシップ | 学生：自らの能力の見極める 企業：学生の評価材料を取得する | 必須 | ・汎用的能力活用型：短期(5日間以上) ・専門活用型：長期(2週間以上) | 大学3・4年生ないしは修士1・2年 |
| 高度専門型インターンシップ | 学生：実践力を向上させる 企業：学生の評価材料の取得をする | 必須 | ・ジョブ型研究インターン：長期(2ヶ月以上) ・高度な専門性を重視した修士課程学生向けインターン：検討中 | 大学院生 |
（※2）産学協議会（採用と大学教育の未来に関する産学協議会）
経団連と国公私の大学トップが直接対話をする枠組みとして立ち上がったもの。リカレント教育やインターンのあり方などについて議論をしている。
今後の採用活動では「インターン」と呼べるのは、5日間以上かけて実施され、就業体験を含むプログラムになります。つまり、「汎用的能力・専門活用型インターンシップ」と「高度専門型インターンシップ」のみです。
その場合、大学1年生が参加できるのはオープン・カンパニーとキャリア教育だけであり、不安になる人もいるでしょう。
しかし、上記のルールは法的拘束力がなく、その通りに採用活動が行われていないケースもあります。実際に、大学1年生を対象に含む長期インターンの募集は多いのが実情です。
ただし、大手企業は、政府や経団連が定める就活スケジュールに準じた採用活動をおこなう傾向にあります。
ステップ4：応募可能なインターンを探す
次に応募可能なインターンを探しましょう。一般的には、インターンは次の4つの方法で探していきます。
とくに大学1年生の場合は応募可能な企業に限りがあるため、複数の方法を併用することが賢明です。なかでも、手軽に大学1年生を対象としたインターンを探せる求人サイトの活用がおすすめです。
また、友人がすでにインターンに参加している場合は、紹介してもらうことも一つの方法になります。それぞれの方法について理解を深め、インターンを探しましょう。
なお、次の記事では教育業界でおすすめのインターンを紹介しているので、あわせて参考にしてください。
求人サイト
求人サイトには、大学1年生を対象とした長期インターンが掲載されていることも多くおすすめです。掲載されている情報から比較しながら検討できるため、効率よくインターン先を探せます。
また、企業からのオファーが届く逆求人サイトに登録しておくことも効率的な方法の一つです。プロフィールを入力した後は、企業からのオファーを待つだけという簡単に求人を探せます。
求人サイトとしては次のようなものが挙げられます。
大学のキャリアセンター
大学1年生向けのインターンの情報は、大学のキャリアセンターでも探せます。キャリアセンターは、就業支援や進路支援などを行っている部署であり、インターン先を紹介してもらえる場合があります。
また、自分に合う業界・業種の相談や、履歴書やエントリーシートの作成に関するアドバイスも受けることが可能です。気軽に通いやすいこともあり、多くの学生に利用されています。
ただし、大学1年生が参加できるインターン先の紹介数は多くない可能性があります。そのため、他の探し方と併用することが賢明です。
企業説明会/企業のHP
企業説明会や企業のHPをみることも、インターンを探す方法の一つです。企業によっては、定期的に学生へ向けた説明会を開催しているところがあります。
また、なかにはインターンに参加することを目的とした合同説明会が開催される場合もあります。合同説明会では、企業がこれから開催するインターンの説明を聞けるため、積極的に参加してみましょう。
他にも、説明会でしかインターンの募集を行っていない企業もあります。興味のある企業の説明会やHPなどは、頻繁にチェックしておくことがおすすめです。
友人からの紹介
友人からの紹介も、インターンを探す方法の一つです。先にインターンに取り組んでいる友人からの紹介の場合、事前に多くの情報を入手できるため、安心して参加できます。
また、大々的に募集していないレアなインターンに参加できる可能性もあります。インターンをやっている友人がいない場合は、先輩に相談することも一つの手です。
実際の体験談を聞いた上で参加できるため、自分に合ったインターンなのかを見極めやすくなります。
ステップ5：自身にあうインターンを選ぶ
インターンの候補が絞れてきたら、自身にあうインターンを選んでいきます。インターン先には、さまざまな業務内容、働き方をとっているところがあります。
自身のライフスタイルや学業との両立を図るためにも、適したインターン先を選定することが重要です。実際に選ぶ際には、次の4つをチェックしましょう。
参加できるインターン数は限られるため、いかに少ない機会で有意義な時間を過ごすことができるかが鍵となります。
出社かリモートか
インターンには、企業に直接出社するタイプとリモートで業務を行うタイプがあります。出社型のインターンでは、職場の雰囲気を肌で感じることができ、先輩社員との交流もスムーズに進みます。
実際に就職した際のイメージがつけやすいことが、出社型インターンのメリットです。しかし、移動時間がかかるといった点から、学業の時間が取りづらいことがデメリットです。
一方、リモート型のインターンでは場所に縛られず柔軟に働けるため、学業との両立がしやすいというメリットがあります。ただし、実際に職場の雰囲気を感じることができないといったことがデメリットです。
上記のことを踏まえて、自分のライフスタイルや学習計画に合わせて選びましょう。
無給か有給か
インターンには、有給のものと無給のものがあります。有給のインターンは金銭的なメリットがあり、学生としては非常に嬉しいポイントです。
しかし、金銭が発生する分、企業側の期待も高く責任感を持って業務に取り組む必要があります。バイトの代わりやお小遣い稼ぎのために有給のインターンに取り組むといったことは避けるのが賢明です。
また、無給のインターンでも、実践的なスキルや業界経験を積むことはできます。したがって、単純に報酬の有無だけで選ばず、学びの質を重視することが大切です。
インターン内容は明確か
インターンを選ぶ際は、業務内容が明確に定義されているかどうかを事前に確認することが重要です。「アシスタント業務」や「企画補助」など、漠然とした記述だけでは実際にどんなスキルを身につけられるのかが分かりません。
確認せずにインターンに参加すると「やりたいことと違った」という失敗につながる場合もあります。貴重な時間を無駄にしてしまうため、企業の募集要項をよく読み、不明な点があれば質問して確認しましょう。
参加者からの評判は良いか
自信にあうインターン先を見つけるには、実際に参加した経験者の口コミをチェックすることも大切です。SNSや就活系の掲示板、大学の先輩などから情報を集めておくことで失敗を防げます。
とくに、次の3つの項目はチェックしておくことをおすすめします。
- どのようなスキルが身についたか
- 社員との関係は良好だったか
- フィードバックが適切だったか
事前に参加者からの評判をチェックしておくことで企業とのミスマッチを防ぎ、有意義なインターンにできるでしょう。
ステップ6：履歴書/志望動機を作成する
応募するインターン先が決まったら、履歴書/志望動機を作成していきます。履歴書や志望動機は、単に「教育に興味がある」という理由だけでなく、なぜその企業を選んだのかを明確に書くことが重要です。
具体的には、過去の経験や学びを活かしてどう貢献できるのか、自身の将来の目標とどのように結びつくのかを記載しましょう。そうすることで、より説得力のある志望動機となります。
また、その企業の理念や教育方針に共感したポイントを盛り込むことで、企業側にも熱意が伝わりやすくなります。
ステップ7：面接対策に取り組む
最後に、面接対策に取り組んでいきます。教育業界のインターンでは、コミュニケーション能力や志望動機を深掘りされることが多い傾向にあります。
そのため、しっかりと準備をしておくことが賢明です。面接では、単に「教育に興味がある」と答えるだけでは不十分であり、自分の考えを具体的に述べることが求められます。
なぜ教育業界を志望するのか、その背景となる経験や価値観を明確に伝えられるようにしておきましょう。また、基本的なマナーや話し方も重要です。
明るくはっきりと話し、相手の話をしっかり聞く姿勢を見せることで、好印象を与えることができます。面接前には模擬面接を行い、フィードバックを受けながら改善していくことが成功のカギです。
大学1年生から教育業界のインターンに参加するメリット4つ
ここからは、大学1年生から教育業界のインターンに参加するメリットを、4つにまとめて紹介します。
メリット1：希望の職種につける可能性が高まる
出遅れるリスクがなく希望の職種につける可能性が高まることは、大学1年生から教育業界のインターンに参加するメリットです。
一般的に、就職活動が本格化する大学3年生や4年生になってからインターンを始める学生が多い傾向にあります。そのため、大学1年生から経験を積むことで業界や職種についての理解を深め、より明確なキャリアプランを描くことが可能です。
また、長期間インターンを継続することで企業からの評価も高まり、将来的にその企業への就職に有利に働くこともあります。教育業界は実務経験が重視される傾向があり、指導経験やカリキュラム作成の経験があると採用時に有利になることが多いです。
そのため、大学1年生でインターンに参加して実務経験を積むことは、希望する職種に就く可能性を高めることにつながります。
メリット2：他の学生と差をつけられる
早い段階でスキルが身につき他学生と差をつけられることも、大学1年生からインターンに参加するメリットのひとつです。インターンでは、実際の業務を通じて教育業界に必要なスキルを身につけられます。
例えば、塾講師のインターンでは、指導力や生徒とのコミュニケーション能力が求められます。教材開発のインターンでは、論理的思考力やコンテンツ作成のスキルを鍛えることが可能です。
大学1年生の段階でスキルを習得し、実践経験を積んでおくことで、他の学生よりも優位な立場に立てます。また、早くから教育業界での経験を積むことで、社会人としての基礎力も身につきます。
その結果、将来の就職活動でも自信を持って臨むことができるでしょう。
メリット3：職種のミスマッチを軌道修正しやすい
大学1年生のうちにインターンを経験することで、職種にミスマッチが起きても軌道修正しやすいメリットがあります。教育業界には、学校教員や塾講師、教材開発、EdTechなどさまざまな職種があります。
どの職種が自分に向いているのかは、実際に働いてみないと分かりません。そのため、早い段階でインターンを経験することで、ミスマッチが起きても大学生のうちに他の分野に挑戦できます。
逆に、インターンを通じて「この職種が向いている」と確信が持てた場合は、その道に向かってスキルを磨くことが可能です。大学卒業後の進路選択においてミスマッチを防ぐためにも、早い段階でインターンに参加することは大きなメリットとなります。
メリット4：就業前に人脈が広がる
人脈が広がり将来の可能性が広がることも、大学1年生から教育業界のインターンに参加するメリットの一つです。早い段階でインターンに参加することで、同じ志を持つ学生や業界のプロフェッショナルと出会う機会が増えます。
将来的に役立つ人脈を築くことができ、就職活動やキャリア形成において非常に有利となるでしょう。例えば、インターン先の企業で評価されれば、そのまま内定につながる可能性もあります。
場合によっては、インターンに参加することが実際の就職活動につながるのです。
大学1年生から教育業界のインターンに参加する3つのデメリット
メリットに続き、ここからは大学1年生から教育業界のインターンに参加するデメリットを、3つにまとめて紹介します。
デメリット1：授業との両立が難しい
授業の両立が難しいことは、大学1年生から教育業界のインターンに参加するデメリットの一つです。大学1年生の段階では、大学の授業において基礎的な学習を積み重ねることが求められます。
授業の予習や復習をする必要もあるため、時間的側面からインターンとの両立が難しくなることがあります。とくに、教育業界のインターンでは、授業時間外に教材の準備や生徒対応が必要になることも少なくありません。
そのため、学業とインターンのバランスを取るのが難しくなる可能性があります。大学1年生からインターンに参加する場合は、スケジュールをしっかり立てて取り組むことが重要です。
デメリット2：参加できるインターンに限りがある
参加できるインターンに限りがあることも、大学1年生から教育業界のインターンに参加するデメリットの一つです。大学1年生向けのインターンは、大学3年生以上を対象としたものに比べて少ない傾向があります。
とくに、教育業界では指導経験や専門知識が求められるため、未経験の1年生が応募できるインターンは限られていることが多いです。したがって、応募できるインターンの選択肢が少なく、希望の職種や企業での経験を積むのが難しい可能性があります。
必ずしも、思い通りのインターンに参加できるとは限らないということを念頭に置いておきましょう。
デメリット3：モチベーションの維持が難しい
大学1年生から教育業界のインターンに参加するデメリットとして、モチベーションの維持が難しいといった点も挙げられます。
インターンに参加しても、業務内容が期待と異なったり、思うように成長を実感できなかったりすることも少なくありません。その状態が続くと、モチベーションを維持するのが難しくなることがあります。
とくに、教育業界のインターンは長期的な視点でスキルを磨くことが求められるため、短期間で成果を出しづらい傾向にあります。したがって、自分の成長を実感するために目標を明確に設定し、継続的に取り組む姿勢が重要です。
大学1年生から有意義なインターン経験を積む4つのポイント
ここでは、大学1年生から有意義なインターン経験を積むポイントを、4つにまとめて紹介します。
インターンを「自身の強みや弱みを知る機会」と捉える
大学1年生から有意義なインターン経験を積むには、自分の強みや弱みを知る機会と捉えることが大切です。実際の業務を経験することで、自分が得意なことや苦手なことが明確に見えてきます。
例えば、指導力に自信があったとしても、実際に生徒に教える場面で思うように伝わらないことに気づくこともあるでしょう。また、初対面の人とコミュニケーションを取るのが苦手だと思っていた人が、話すことに楽しさを感じるようになることもあります。
このように、大学の講義では得られない実践的な経験を積むことで、自分の適性をより深く理解することができます。インターンは自分の強みや弱みを知る機会と捉え、今後のスキルアップにつなげることが賢明です。
学んだことを振り返る機会を設ける
インターンを単なる経験で終わらせないためには、学んだことを振り返り、次に活かす習慣を作ることが重要です。とくに、大学1年生の段階では、働くことに慣れていない学生が多いです。
そのため、日々の業務の中で何を学び、どのように成長したかを記録することが効果的です。例えば、毎日インターン終了後に簡単な日報を作成し、その日の業務内容や気づきを書き留めることで知識の定着が促されます。
また、上司や先輩からのアドバイスや注意点を記録し、自分がどのように改善できるかを考えることも大切です。振り返りの習慣を持つことで、成長を実感しやすくなり、モチベーションの向上にもつながります。
振り返りの習慣化は、社会人になってからも役立つスキルであり、PDCAサイクルを回す力を養うことにもつながります。そのため、大学1年生のうちから意識的に取り組むことが重要です。
マナーや言葉遣いに気をつける
社会人としてのマナーや言葉遣いを実践的に身につけることも、大学1年生から有意義なインターン経験を積むポイントの一つです。教育業界のインターンでは、講師や先輩社員、生徒や保護者と関わる機会が多くあります。
そのため、社会人としての基本的なマナーや言葉遣いを実践的に学ぶことが可能です。また、教育業界では言葉遣いや礼儀が重視されることから、生徒や保護者に対して丁寧な対応が求められます。
敬語の使い方や、相手に伝わりやすい話し方を意識することで、信頼関係を築く力を養うことができます。こうしたスキルは、将来的に就職活動や本格的な社会人生活を迎える際に大いに役立つものです、
したがって、インターン期間中に積極的に学び、身につけることが重要です。
インターン仲間とのつながりをつくる
大学1年生から有意義なインターン経験を積むには、インターン仲間とのつながりをつくることも大切です。大学1年生からインターンに参加することで、同じ志を持つ仲間と出会う機会が増えます。
インターンで出会う人々は、将来的に同じ業界で働く可能性が高いため、築いた人脈は大きな財産になります。例えば、インターン仲間とは、情報交換や学びの共有だけでなく、将来的に就職活動や仕事で協力し合うことも可能です。
教育業界は比較的、人とのつながりが重要な分野であり、信頼関係がキャリアの成功に直結することも少なくありません。そのため、インターン期間中は積極的に交流を図り、将来につながる人脈を築くことを意識しましょう。
大学1年生の教育業界インターンによくある疑問
最後に、大学1年生の教育業界インターンへのよくある疑問にまとめて回答します。
インターンは何社くらい参加すればいい？
インターンへの参加数に正解はありませんが、大学1年生の場合は2〜3社を目安にすると良いでしょう。複数の企業を経験することで、業界のさまざまな側面を知ることができ、自分に合った職種や環境を見極めるのに役立ちます。
短期間のインターンであれば、より多くの企業を試すことができますが、単に数をこなすだけでは学びが浅くなる恐れがあります。とくに教育業界では、企業ごとの指導方針や教育理念が大きく異なることが特徴です。
そのため、各インターンの目的や内容をよく吟味し、自分の成長につながるものを選びましょう。また、学業とのバランスを考え、無理なく参加できる範囲で計画を立てることが重要です。
インターンは意味ないって噂は本当？
「インターンは意味がない」と言われることもありますが、それは目的意識がない場合に限られます。確かに、ただ参加するだけで終わってしまうと、得られるものは多くありません。
しかし、教育業界のインターンでは実践的な業務を経験できる機会が多く、指導スキルやコミュニケーション力を高められます。また、実際の職場環境を知ることで、就職活動時の企業選びにも役立つでしょう。
インターンに参加する際に重要なのは、自分が何を学びたいのかを明確にし、積極的に行動することです。
1年生からでも大手のインターンに参加できる？
結論、大学1年生で大手企業のインターンに参加することは難しい傾向にあります。なぜなら、大手企業は政府や経団連が定める就活スケジュールに準じた採用活動を行う傾向にあるためです。
実際に多くの大手企業では、実践的な業務を含む長期インターンは大学3年生以上を対象としていることが多いです。しかし、絶対に参加できないというわけではありません。
なかには、大学1年生向けのプログラムを用意している企業もあります。1年生から大手企業のインターンに参加するには、情報収集を欠かさず、エントリーシートや面接対策をしっかり行うことが大切です。
なお、次の記事では教育業界の大手企業を一覧にして紹介しているので、あわせて参考にしてください。
まとめ
本記事では、大学1年生から教育業界のインターンに参加する手順や、有意義なインターン経験を積むポイントを紹介しました。インターンに参加する際には、事前の準備が非常に重要です。
就きたい職種を明確にしたり、自身にあうインターンを選ぶなど、本記事で紹介した内容を実践してみましょう。大学1年生でインターンに参加することには、多くのメリットがあります。
限られた時間を有意義に使えるように意識してみましょう。本記事があなたのお役に立てることを願っております。