英語が活かせる企業一覧まとめ【仕事内容・年収・働きがい比較】

この記事では仕事内容や平均年収も交え、英語が活かせる企業を一覧にまとめて紹介します。

英語が活かせる企業一覧

下記に、業界や特徴を踏まえ、英語が活かせる企業を一覧にまとめました。

企業名	業界	特徴
三菱商事株式会社	商社	・日常的に英語を使って業務を行う ・海外駐在勤務の機会が多い
楽天グループ株式会社	IT	・英語が社内公用語として採用されている ・海外マーケットに関わる機会がある
ECC外語学院 (ECCグループ)	教育	・英語教師としてのキャリアがある ・海外留学のサポート業務がある
ユニクロ (株式会社ファーストリテイリング)	ファッション	・海外出張の機会がある ・海外での販売戦略に携われる
日本マイクロソフト株式会社	IT	・アメリカのMicrosoft本社との連携業務がある ・語学研修が設けてある
日産自動車株式会社	製造	・日本にいながら多国籍なメンバーと関わる ・海外拠点とのコミュニケーションがある
IHGホテルズ&リゾーツ	サービス	・海外からの観光客への接客 ・海外拠点でのインターンシップ制度がある
KidsDuo (株式会社やる気スイッチグループ)	教育	・オールイングリッシュの環境がある ・外国人講師と英語でコミュニケーションをとる

上表の企業は、英語を活かしたグローバルなキャリアを形成できる環境が整っています。

ここからは、知名度や特色ある事業展開の観点を基準に、上表から5社を抜粋し詳しく紹介します。

• 三菱商事株式会社
• 楽天グループ株式会社
• ECC外語学院（ECCグループ）
• ユニクロ（株式会社ファーストリテイリング）
• 日本マイクロソフト株式会社

三菱商事株式会社

三菱商事は、世界中の約1,300の連結対象会社と協働する総合商社です。2024年度の学士卒の初任給は、月収32万5,000円(※)です。

※参考：新卒採用：総合職｜募集要項 | 三菱商事

海外顧客との商談や契約交渉、国際プロジェクトの管理など、日常業務で英語を活かせます。例えば、地球環境エネルギーグループでは、アメリカやアジア・パシフィック地域の企業とプロジェクトを進めていきます。

入社後は、海外拠点での勤務や駐在に加え、海外出張の機会も多いです。現地での商談や視察を通じて、実践的な英語力を磨ける環境が整っています。世界を舞台にビジネスを展開したい方には、英語力を最大限に活かせる職場といえます。

コーポレートスタッフ部門で働く社員の声

2年目からは、新産業金融事業グループコントローラーオフィス(現、新産業金融事業グループ管理部)で開発建設プロジェクト本部を担当しました。主計部や財務部が、全社的な視点で会計・財務業務を担うとすれば、グループ管理部は日々営業部局から持ち込まれる案件に関して、会計・税務・財務的観点からアドバイスを行い、営業グループを現場で支えるのが仕事です。
その後1年間のニューヨークでの研修を経て、日本帰任後は、財務開発部で、主に地球環境・インフラ事業グループを担当しました。

引用：三菱商事株式会社

楽天グループ株式会社

楽天グループ株式会社は、世界30カ国・地域のサービス展開拠点を持つ企業です。2025年入社のビジネス総合コースの初任給は、学部卒で月収30万円(※)です。

※参考：ビジネス総合コース｜新卒採用｜楽天株式会社

楽天グループ株式会社では、2012年から、社内公用語として英語が採用されています。日常業務ではメールや会議、資料作成など多くの場面で英語を使います。特に、海外マーケットに関連する業務では、英語でのコミュニケーションが必要不可欠です。

グローバルな事業展開を進められているため、国際的なプロジェクトに携わる機会が豊富です。英語を活かして、国際的なビジネスを経験したい人にとって、楽天は適した職場といえます。

Global Ad Technology統括部で働く社員の声

私が所属するグループ内には、日本、シンガポール、インドの3拠点にチームがあり、異なる国籍を持ったメンバーが複数所属しています。経歴や勤務地などが異なるメンバーとZoomやTeamsでコミュニケーションをとり、密に協力しながら仕事をしています。

引用：楽天グループ株式会社

ECC外語学院(ECCグループ)

ECC外語学院は、1962年の創立以来、英語教育業界の大手企業である株式会社ECCのサービスです。月収は、総合職社員で21万6,000円(※)以上です。

※参考：【正社員】スクールマネジメントスタッフ【ECC外語学院　採用情報】

ECC外語学院は、英語を教えるだけでなく、国際的な視野を持つ人材を育成することを目指しています。海外留学の支援や、国際教育プログラムの企画・運営も行っているのが特徴です。

英語教師としてのキャリア形成に力を入れており、指導技術の向上をサポートする研修制度が充実しています。さらに、海外留学のサポートを通じて、学生たちがグローバルな経験を積む機会を提供しています。教育業界で英語力を活かしながらキャリアを積みたい人にとって、ECCは望ましい職場環境です。

英語講師として働く社員の声

担当している生徒が目標としている資格に向けて勉強しており、合格した話を聞いたときは自分のことのように嬉しく思います。またECCのテキストで習った会話表現を実際の会話で使えたという話を聞けた時には、しっかり身についていると実感でき、ティーチングにやりがいを感じます。

引用：ECC外語学院

ユニクロ(株式会社ファーストリテイリング)

ユニクロは、株式会社ファーストリテイリングが展開する国際的なファッションブランドです。初任給は、グローバルリーダー候補で月収30万円(※)です。

※参考：募集要項｜ファーストリテイリング 新卒採用

ユニクロは、世界中に2,500の店舗を持っています。そのため、英語を使ったマーケティングや商品企画業務が日常的に行われています。グローバルな視点から市場を分析し、戦略を立てる機会も豊富です。

海外出張や現地支社での勤務の機会も多く、海外での実務経験を積むことができます。ユニクロは、グローバルな販売戦略を進める中で、国際市場に対応できる英語力を求めています。英語を活かしてキャリアを築きたい人におすすめです。

ユニクロインド事業部で働く社員の声

幸運にも3年目にして新規事業であるインド事業に参画できることになり、その準備のために、フィリピンに駐在することになりました。フィリピンでの私のミッションは、インドで採用した店長候補者たちを、共に店舗を運営しながら、実践的に教育していくこと。これは想定していた以上に難しいことでした。お互いが育った環境や文化などが大きく違います。それだけに、いかに価値観をすり合わせ、共通点を見出していくかが大きな意味を持ちました。

引用：株式会社ファーストリテイリング

日本マイクロソフト株式会社

日本マイクロソフト株式会社は、アメリカに本社を構えるIT企業です。給与情報は、Webサイトに掲載されていないため、応募時に確認しましょう。

日本マイクロソフト株式会社では、日常的に海外の本社や支社と連携しながら業務を進めます。グローバルなIT開発プロジェクトに参加できるため、英語を使って業務経験を積むことが可能です。

また、海外のクライアントと直接コミュニケーションを取る機会も多いです。そのため、技術的な用語を含む高度な英語力が求められます。IT分野での専門知識を持ちながら、英語を活かしたい人にとって、魅力的な職場と言えます。

カスタマーサービス&サポート本部で働く社員の声

私はサポート部門の同チームにいながらにして海外で働く機会を得ましたが、サポートエンジニアは Redmond HQ(レドモンドキャンパス)にある開発部門とともに協業する機会もあるため、その開発部門へと転籍したエンジニアもいます。
どちらのパターンにおいても重要なことと感じるのは、海外で就業するまでの間に自分の強みは何かを知り、それを生かすことができるようにし、協業するみんなといかに信頼関係を構築できるか、ではないかと思います。

引用：日本マイクロソフト株式会社

教育業界への就職を考えている人は、次の記事も参考にしてください。働きがいなど詳しく紹介しています。

英語が活かせる企業の選び方

英語を活かして働くためには、企業の選び方が重要です。単に「英語を使える」という理由で選ぶと、期待していた環境ではないかもしれません。

そこで、ここからは英語が活かせる企業の選び方を、4つにまとめて紹介します。

• 給与は相場と合っているか
• 働き方の選択肢は用意されているか
• キャリアアップの機会があるか
• 英語が活かせる職場環境が整っているか

選び方1：給与は相場と合っているか

英語が活かせる企業を選ぶ際のポイントの一つは、給与が業界の相場との整合性です。

英語が活かせる企業一覧の平均初任給の約22万8,000円と比較して、相場と合っているかを確認しましょう。加えて、英語スキルを持っていることで昇給やインセンティブがあるかも重要です。英語を使う業務ができることで、専門スキルが評価され、昇給やボーナスの対象となる場合もあるからです。

例えば、海外との取引や、国際的なプロジェクトを担当する場合、英語は大きな武器となります。そのため、収入に英語スキルが反映される具体的な条件を事前に確認しておくのです。英語を活かしたキャリアの形成と同時に、報酬が見合ったものであることも重要です。

選び方2：働き方の選択肢は用意されているか

働き方の柔軟性も、英語を活かせる企業を選ぶ際には重要です。具体的には、フレックスタイム制やリモートワークの有無が挙げられます。

フレックスタイム制は、必ず勤務するコアタイムを設けながら、それ以外の勤務時間を自由に設定できる制度です。制度の有無で、自分のライフスタイルに合った働き方ができるかを判断できます。

また、海外とのやり取りが必要な業務では、時差を考慮した勤務体制が整っているかも確認しておきましょう。リモートワークが可能であれば、時差を気にせず、世界中のクライアントと連携しながら働くことができます。

選び方3：キャリアアップの機会があるか

企業を選ぶ際には、英語力を活かしてキャリアアップできる機会があるかを確認することが大切です。英語が評価されることで、昇進や海外転勤のチャンスが得られる企業は魅力的です。

グローバルなプロジェクトや海外支社での経験は、将来のキャリアに貢献します。また、国際部門がある企業では、英語を使った業務での成果が昇進の要素として影響することも多いです。

外資系企業では、国際的なキャリアパスが充実しています。そのため、英語力が高い人材ほど上級職や管理職に昇進しやすい傾向があります。就職後、英語力がどの程度評価されるかをしっかりと見極めましょう。

選び方4：英語を活かせる職場環境が整っているか

英語を活かしたいなら、英語を使う機会が日常的にある職場環境を選ぶことが大切です。例えば、社内の公用語が英語であれば、英語を使う機会が増えます。

さらに、海外のクライアントとのコミュニケーションが頻繁にある業務でも、英語を使う場面が自然と多くなります。日々の会議やメール、資料作成において英語を使用する場面が多い職場なら、実践的なスキルを活かしながら磨くことができるでしょう。

さらに、職場の実際の様子を知るために、そこで働いている人から話を聞くことも有効です。実際の英語の使用頻度や具体的な業務を知ることで、本当に英語を活かせる職場か判断しやすくなります。英語力を活かせる環境かを見極めるために、情報を集めることが大切です。

インターンシップでは、実際に職場環境を知ることができます。詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

英語が活かせる企業に就職する3つのコツ

英語が活かせる企業に就職したいと考えていても、他の志望者との差異をアピールできれなければ、採用試験での合格は困難です。

そこで、ここからは英語が活かせる企業に就職するコツを、3つにまとめて紹介します。

• 実践的な英語力を身につけておく
• 業界・企業研究をする
• 面接対策をする

コツ1：実践的な英語力を身につけておく

実践的な英語力を身につけることが、英語が活かせる企業での就職につながります。企業は単に資格やスコアだけでなく、実際の業務で使えるコミュニケーション能力を重視しているからです。

たとえば、メールのやり取りやレポート作成など、日常業務で英語を使いこなせることが求められます。実践的な英語力を磨くためには、英語を使う職場でのインターンシップなどを経験し、実務での使用を継続的に行うことが効果的です。

継続して実践的な英語力を磨ける長期インターンを探している人は、おすすめの企業を紹介している次の記事を参考にしてください。

コツ2：業界・企業研究をする

業界や企業の研究も、英語が活かせる企業に就職するための重要なステップです。業界や企業を詳しく知ることで、自分のスキルが活かせる環境を見極められるからです。

企業が国際的に展開している事業や、英語が使われる場面と頻度を把握しましょう。英語を使う目的や頻度は、業界によって異なります。

そのため、OB・OG訪問を通じて、実際の職場環境や英語の使用状況について具体的な情報を得ることも有効です。直接的な情報収集により、応募先の企業に対して説得力のある志望動機を持つことができます。

コツ3：面接対策をする

英語が活かせる企業への就職を目指すなら、英語と日本語両方での面接対策を行うことが不可欠です。特に英語での面接では、ビジネス英語でのコミュニケーション能力が直接評価されるためです。自己紹介や志望動機を自信を持って話せるよう、準備しましょう。

日本語の面接の準備も怠ってはいけません。具体的なエピソードを交えて英語力をアピールできるよう練習しましょう。事前に模擬面接を行ったり、過去の質問例をもとに練習を重ねたりすることで、本番に近い準備ができます。

まとめ

英語が活かせる企業に就職するには、企業を選ぶポイントを押さえることが大切です。給与・働き方・キャリアアップの機会・職場環境の面から、自分に合った企業を選びましょう。

また、採用試験に合格するコツを掴むことも重要です。インターンシップに参加することで、業務に必要な英語スキルを磨き、企業とのミスマッチを防げます。

企業の選び方を押さえ、就職するためのコツを掴めば、英語が活かせる企業でのキャリア形成に近づけます。