英会話講師の志望動機はどうすればいい?書き方の例文と志望動機の作り方

英会話講師の志望動機はどうすればいい?書き方の例文と志望動機の作り方

この記事では書き方の例文や志望動機の作り方も交え、英会話講師への就業に向けた志望動機の特徴を解説します。

「英会話講師の志望動機はどうやって作ったらいいの?」
「採用したいと思われるような志望動機ってどんなものなんだろう…」

英会話講師の仕事に就こうと考えているものの、志望動機をどんな風に書けばいいか悩んでいる人は多いですよね。

適当に志望動機を作ってしまうと、採用者にあなたの魅力や強みが伝わらず、選考を通過できません。とはいえ、少ない手数で意中の英会話スクールに採用されたいですよね。

そこで本記事では、例文やテンプレートも交え、英会話講師における志望動機の作り方・書き方を解説します。志望動機の重要性や採用企業から求められるポイントも紹介。

この記事を読めば、あなたの強みをアピールできる志望動機がかんたんに作れますよ。

この記事の要約
  • テンプレートを参考に、自分の強みをアピールできる内容を作る
  • 採用者側が求める力を把握し、自分の強みをアピールする
  • 企業の業態によって求める力が異なるので、自分の適性から選ぶ

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目次

英会話講師の就業で志望動機は重要なのか

英会話講師の志望動機をどのような内容で伝えるかは、就職や転職のプロセスで重要な要素の1つです。多くの採用者は応募者の「志望動機」を通して、次の2点をチェックします。

  • 企業や事業のことをどれくらい把握しているか
  • どれくらい志望度が高いのか

採用者は志望動機を聞いて、自社に対してどのようなイメージを持っているのか、また応募者がどの程度真剣に選考に取り組んでいるかの両面を知ろうとしています。

つまり、志望動機は選考の行方を左右する、非常に重要な要素です。この記事内で紹介している例文を参考に、あなたの強みが魅力的に伝わる志望動機を作ってみましょう。

英会話講師の志望動機の作り方

ここからは、含むべき要素も交え、志望動機の作り方を紹介します。

  • なぜ講師になりたいのか
  • なぜその企業を選んだのか
  • 入社後にどうなりたいか

それぞれのポイントを意識して、自分なりの志望動機を作ってみましょう。

1.なぜ講師になりたいのか

なぜ英会話講師に関心をもったのか、その背景やきっかけを伝えて本気度を示しましょう。次のような具体的なエピソードがあると、志望動機の説得力が増します。

英会話講師に関心を持ったエピソードの例
  • アルバイト先の塾で、英語が苦手な生徒から「苦手な気持ちをわかってもらえてうれしかった」と言われてやりがいを感じた。
  • 学習ボランティアで、英語を教えた生徒から「わかりやすい」と言われて面白味を感じた。

塾でのアルバイト経験や、誰かに勉強を教えた経験をもとに、自分はどのような瞬間にやりがいを感じるのかを採用者に伝えましょう。教育に対する情熱が伝わり、本気度の高さをアピールできます。

2.なぜその企業を選んだのか

採用者は、なぜ応募者が自社に応募しているのかに強い関心があります。企業の教育理念や指導方針をしっかりとリサーチしたうえで、自身の目的にすり合わせましょう。

「選んだ理由」の例
  • 同業他社にはない、その企業ならではの強み
  • 自分の適性や強みがその企業で最大限に活かせること
  • 自分の夢がその企業で実現できること

同業他社と比較して、応募する会社にしかない特徴・強みを把握しておきましょう。その会社でしか達成できないことが明らかになるので、次の「入社後にどうなりたいか」につなげられます。

3.入社後にどうなりたいか

応募する企業の特徴をふまえ、自身がどのように貢献したいかを伝えましょう。次のように、自身が入社することでどれだけその企業にメリットがあるのかを伝えられるかが重要です。

  • 「入社後になりたい姿」の例ツールの活用が得意なので、デジタル教材を活用しながら生徒の英語スキルを高めたい。
  • 前職で英語のプレゼンした経験を活かし、ビジネス英語のレッスンで生徒のプレゼン能力を高めたい。

これまでの経験や得意なことを、どのように活かせるのかアピールしましょう。また、自身のキャリアビジョンが企業の方向性と一致していることを伝えるのも有効です。

また英会話講師以外にも、教員免許を活かせる仕事はどのようなものがあるのかを知りたい方は、次の記事も参考にしてください。

英会話講師の志望動機テンプレート例文5つ

ここからは例文も交え、英会話講師の志望動機テンプレートを紹介します。

  • 英語が苦手な生徒に寄り添った
  • 生徒の個性に合わせて関わり方を変えた
  • 長期的にみた学習計画を提案した
  • 部活動で後輩に指導した
  • 学習ボランティアで勉強を教えた

テンプレートをもとに、あなたが人に教えた経験をあてはめて、文章を作成してみましょう。

塾でのアルバイト経験などがなくても、周囲の人々をサポートした経験は魅力的なアピールになりますよ。

例文1:英語が苦手な生徒に寄り添った

塾のアルバイトや前職で、英語が苦手な生徒に寄り添った経験がある人は、次の例文を参考にしてください。

具体的にどのような行動をとったのかや、生徒の言葉を入れると説得力が増します。

私が貴社を志望したのは、「生徒に寄り添いながら支援する」精神を大切にしている点に深く共感したからです。 私は塾のアルバイトで、英語が苦手な生徒に出会いました。
私も単語の習得に苦労した経験があったので、その生徒に共感し、どうしたら楽しく英単語を覚えられるか考えました。 私が提案した方法で生徒はたくさんの英単語を覚えられ「単語テストで満点をとれた」と報告してくれたときは、大きな喜びを感じました。
貴社で勤務できるなら、自分が英語習得で苦労した経験を活かし、英語に苦手意識をもつ生徒に寄り添いながら成長をサポートできます。一人ひとりの生徒が安心して英語学習を継続できるように努めていきたいです。

例文2:生徒の個性に合わせて関わり方を変えた

塾のアルバイトで、生徒の個性に合わせて関わり方を変えた経験がある人は、次の例文を参考にしてください。

部活動の後輩指導や、ボランティアなどで多くの人と関わった経験がある人にも、応用してもらえる例文です。

私が貴社を志望する理由は「一人ひとりに合わせた教育を」という企業理念に深く共感したからです。
私は塾でのアルバイト経験があります。そこで、勉強が得意な子と苦手な子には「勉強方法の知識」に大きな差があることに気が付きました。
勉強が苦手な子に少しのコツやポイントを説明すると、学習が格段に進みやすくなり、モチベーションも高められることに気が付きました。「先生のおかげで勉強が楽しくなった」と言ってもらえた時、この仕事のやりがいを感じました。
貴社で勤務できたら、英語レベルが異なる生徒一人ひとりに合わせて関わり方を工夫し、その生徒に最適な学習スタイルを提案していきたいと思います。貴社で「英語が楽しい」と思う生徒を増やしていきたいです。

例文3:長期的にみた学習計画を提案した

こちらの例文は塾や家庭教師のアルバイトで、一人の生徒を長期的なスパンで指導した経験がある人におすすめです。

自身が長期的なプランを組んで何かを達成した経験がある人も使える例文です。

私が貴社を志望する理由は、長い目でみて無理なく英語を習得していくカリキュラムを採用しているからです。
私は学生時代、家庭教師のアルバイトで1人の生徒を中学1年生から高校受験まで指導した経験があります。その生徒は最初勉強が苦手で、家庭学習の習慣が身についていませんでした。
そこで、生徒が飽きずに楽しく家庭学習ができるような学習アプリを提案したり、小さな目標をいくつも設定したりして、学習をサポートしました。成功体験を積んだ生徒は、高校受験で第一志望校に合格できました。
貴社に入社した際には、生徒に長期的にみた学習計画を提案し、一人ひとりの目標を達成できるようサポートしていきたいと思います。

例文4:部活動で後輩に指導した

塾講師や家庭教師の経験がない人でも、部活動などで複数の人を指導した経験がある人は、次の例文を参考にしてください。

具体的にどのような行動をとったのかをエピソードとして入れると説得力が増します。

私が貴社を志望する理由は「生徒の個性を尊重した教育を」という企業理念に共感したためです。
私は学生時代に、吹奏楽部で後輩指導を任される立場でした。後輩の性格は人によって全く異なるため、同じ内容を教えるにも、同じ指導の仕方ではうまくいきません。
そこで、後輩一人ひとりとコミュニケーションをとり、性格や考え方を理解して、それぞれにうまく伝えるにはどのようにしたらいいのかを考えました。引退時に後輩から「先輩に教えてもらったおかげで上達できました」と言ってもらえたのは忘れられません。
貴社に入社した際はこの経験を活かし、個々の能力を最大限に伸ばせる英会話講師になりたいと思っています。

例文5:学習ボランティアで勉強を教えた

学習ボランティアで小学生や中学生に勉強を教えた経験がある人は、次の例文を参考にしてください。

公教育ではできない、一人ひとりの生徒にじっくりと寄り添える魅力を伝えると良いでしょう。

貴社を志望する理由は、一人ひとりの勉強の悩みや学習進度に寄り添った少人数制の授業を行っているからです。
私は大学の近くの公立中学校で学習ボランティアに参加し、勉強が苦手な中学生に英語を教えた経験があります。集まった生徒たちは授業についていけず、置いてきぼりになっていると聞きました。
私は生徒たちが理解できるまで、1年生で習う初期の文法を丁寧に教えました。ある生徒が私に「先生にはわからないと気軽に言える」と笑顔で言ってくれたことが、特に印象に残っています。
貴社に入社した際はこの経験を活かし、英語が苦手な生徒も安心して質問できるような講師になりたいです。

【業態別】英会話講師の志望動機の書き方

ここでは応募する会社の業態別に、英会話講師の志望動機の書き方を紹介します。

一口に英会話講師と言っても、英語を教える企業の業態ごとに関わる生徒の年齢や英語習得の目的も異なります。企業の業態によって、英会話講師に求める能力や資質にちがいがあることをおさえましょう。

業態別で採用者が英会話講師に求める力は以下のとおりです。

業態英会話講師に求める力の例
家庭教師派遣会社・1対1の指導に適した共感力とサポート力
・自主学習を継続できるようにサポートする力
企業内英語研修の提供会社・ビジネス英語の専門知識
・学習の進捗管理とフィードバックする力
インターナショナルスクール・異文化理解と柔軟な適応力
・高い英語力とバイリンガル能力
オンライン英会話スクール・英語学習初心者の生徒が安心してレッスンを受けられるような環境を作る力
・オンライン環境でのトラブルに対する柔軟な対応力
児童向け英語教室・子ども自身の存在を尊重し、明るく丁寧なコミュニケーションをとる力
・歌ったり、踊ったりするカリキュラムに抵抗がない
大手英会話スクール生徒の年齢層や目的(旅行、ビジネス、趣味など)に合わせて会話を楽しめる柔軟なコミュニケーション能力

採用側が求める力に対して、自分の経験や強みをエピソードとして伝えられるものがあるか考えてみましょう。エピソードが見つかったら、本記事のテンプレート(例文5つのどれか)にあてはめて、志望動機を作成してみてください。

また英会話講師以外にも、英語を活かせる仕事にはどのようなものがあるのかを知りたい方は、次の記事も参考にしてください。

採用者が英会話講師に求める4つのポイント

英会話スクールは、講師の採用に際し次の4つを重視する傾向にあります。

  • 長期的な視点で物事を見られるか
  • 人の成長を支援することに喜びを感じられるか
  • 生徒の苦手意識に寄り添ってあげられるか
  • 生徒一人ひとりに合わせて関わり方を工夫できるか

志望動機や自己PRに上記4つのポイントのいずれかを含めると、選考に合格する可能性を高められます。採用されやすくなるだけでなく、入社後にあなたの適性とのミスマッチを防げますよ。

ポイント1:長期的な視点で物事を見られるか

英会話講師は「長期的な視点で物事を見る」能力が必須です。なぜなら、英語習得は1年以上の長い時間が必要なので、生徒が途中で挫折しないようにサポートする役割があるからです。

英会話講師の役割の例
  • 中・長期的な目標を生徒と一緒に設定すること
  • 生徒が学習を継続できそうな学習プランを立てること
  • 挫折しそうな生徒のメンタルケアをすること

志望動機や自己PRでは「長期的なスパンで取り組み、大きな目標を達成した経験」を具体的なエピソードとして話すと説得力が増します。

ポイント2:人の成長を支援することに喜びを感じられるか

「生徒の成長を支援することに喜びを感じられるか」は英会話講師にとって重要な資質の1つです。講師が生徒の成長を共に喜ぶ姿を見せると、生徒にとって次のような良い効果が生まれます。

  • 進歩に対するポジティブなフィードバックを受け、やる気が出る
  • 成功体験を積み重ねやすくなる
  • 講師との間に信頼関係を築ける
  • 安心して学習を継続できる

志望動機では「人の成長を支援して喜びを感じた経験」を具体的なエピソードとして伝えると良いです。支援してどんな成長が見られたのか、教えた相手からの言葉を含めると説得力が増します。

ポイント3:生徒の苦手意識に寄り添ってあげられるか

採用者は英会話講師に「生徒の苦手に寄り添うこと」を求めています。英語をネイティブレベルに話せる能力があっても、生徒が苦労して英語を習得していくプロセスに共感できないと英会話講師は務まりません。

生徒のネガティブな経験
  • 学校の英語の授業についていけなかった
  • 以前はネイティブ講師から英語を習ったけど、緊張して上達しなかった
  • 英検に何度も落ちているので、次こそ合格したい

英語習得にネガティブな経験がある生徒に対して、日本人英会話講師がするべきことは「苦手意識を克服できるようなメンタルケア」です。

志望動機には「自分も苦労しながら英語を習得した経験」をエピソードとして伝えましょう。生徒の苦手に共感し、寄り添えることをアピールできます。

ポイント4:生徒一人ひとりに合わせて関わり方を工夫できるか

英会話講師は「生徒一人ひとりに合わせて関わり方を工夫すること」が求められます。英会話スクールに通う生徒の個々のニーズや学習ペースに応じた効果的な指導が必要となるからです。

以下のような生徒の多様性に、柔軟に対応する必要があります。

  • 学習目標(海外旅行、ビジネス英語などの目的)のちがい
  • 初級者から上級者までの英語レベル
  • 子どもから高齢者までの幅広い年齢層
  • 生徒に適した学習スタイル(視覚的、体験的など)

講師がかかわり方を工夫すると、生徒の個性が尊重され、英語習得をより効果的に行えます。志望動機や自己PRでは「幅広い年齢層の顧客を相手に、柔軟に対応して成果を出した」経験を伝えると良いです。

まとめ

英会話講師の志望動機の作り方や、採用者が英会話講師に求めるポイントを紹介してきました。

志望動機の作り方
  • 業態ごと求められる力が異なるので、自分の適性とマッチするものに絞る
  • 採用者側が求める力を把握し、強みをアピールできるようなエピソードを探す
  • テンプレートを参考に、自分のエピソードを取り入れて志望動機をつくる

採用者が英会話講師に求める力がわかると、志望動機でアピールすべき強みやエピソードが見えてきます。本記事で紹介した例文をもとに、ご自身の強みやエピソードを取り入れ、採用者に刺さる志望動機を作成してみてください。

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この記事を書いた人

【プロフィール】
先生や塾の講師など、教育業界への就業を目指す方に向け、教育系企業やインターンといった就活情報を網羅的に提供。「どの業界よりも教育業界で働くことが素晴らしいと思えるメディア」をモットーに、教育系企業や先生を志す方に向け、役立つ情報を提供します。
【専門分野】
教育業界/教育企業/教育系企業のインターン/教育業界の就業活動

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